ダイエットに適した野菜11選!効果的な摂取の仕方や太りやすい食材について解説 - 健康管理食ジョイント

食事療法

2022.07.11

ダイエットに適した野菜11選!効果的な摂取の仕方や太りやすい食材について解説

ダイエットに適した野菜11選!効果的な摂取の仕方や太りやすい食材について解説
馬塲 耕造
監修

馬塲 耕造

ダイエットといえば「野菜」を思い浮かべる人は多いはずです。しかし、野菜がダイエットに効果的な理由をご存知の人は少ないのではないでしょうか。そこでこの記事では、ダイエット中に野菜を食べるメリットや効果的な摂取方法などについて解説します。
もくじ

ダイエット中に野菜を食べるメリット

野菜は低カロリーなうえ、ミネラルやビタミン、食物繊維などの栄養素が多く含まれています。これらの栄養素は体のエネルギーとして働くわけではありませんが、体の調子を整えたり間接的に痩せる効果があったりするため、野菜は日常の食事で取り入れるべきといえるでしょう。ここからは、ダイエット中に野菜を食べるメリットを紹介します。

ビタミンやミネラルが豊富

野菜には、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。これらは三大栄養素(たんぱく質・脂質・糖質)の代謝・合成に関わっており、エネルギーを生産するサポートをします。代謝をスムーズに進めることから、体脂肪の燃焼を効率よく促すのです。

野菜以外の食品にも、ビタミンとミネラルは含まれています。しかし、ビタミンとミネラルには数十種類あり、それら全てを野菜以外の食品から摂取することは困難です。

食物繊維が豊富

食物繊維は、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の2種類があります。不溶性食物繊維は、便のかさ増しやぜんどう運動を促して排便をサポートする働きや、整腸作用の効果が期待できます。一方、水溶性食物繊維はコレステロールの排出を促したり、糖質や脂質の吸収を緩やかにしたりすることが特徴です。糖質、脂質の吸収が緩やかになると血糖値の上昇も抑えられるため、結果的に体脂肪の蓄積を予防できます。

基本的にカロリーが低い

基本的に野菜に含まれるカロリーは低いので、ダイエット中でも多く食べられます。野菜をたくさん食べることで空腹感も軽減でき、食べ過ぎ防止につながるでしょう。特に、不溶性食物繊維を多く含む野菜は胃の滞在時間が長いため、お腹を満たす際には最適です。ただし、じゃがいもやにんじんのような根菜類には炭水化物が含まれているため、ダイエット中は食べ過ぎに注意が必要です。

ダイエットに適したおすすめの野菜

痩せるための野菜選びに悩んでいる人も多いことでしょう。野菜といっても種類はさまざまで、含まれる栄養素も異なります。そこでここからは、ダイエットに適したおすすめの野菜を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

海藻類

海藻類には水溶性食物繊維のほか、フコキサンチンという成分が含まれています。フコキサンチンは内臓脂肪を減らす作用があるといわれており、ダイエット効果も期待できます。貴重な成分のため、ダイエット中はフコキサンチンが含まれている、わかめ・こんぶ・めかぶといった海藻類を食事に取り入れましょう。

らっきょう

らっきょうは、野菜の中でも水溶性食物繊維の含有量が多い食材です。らっきょう100gあたりに水溶性食物繊維が21g含まれており、水溶性食物繊維のわかめと同量で比較すると、その量は約5倍です。先にも触れたとおり、水溶性食物繊維は血糖値やコレステロールの上昇を抑える働きがあります。水溶性食物繊維を含む野菜はそこまで多くないので、らっきょうはダイエット中に取り入れたい野菜の一つです。

出典:カロリーSlism「らっきょう

きのこ

きのこには、ビタミンB1やB2が含まれています。糖質や脂質の代謝を促進し、体脂肪燃焼の効果が期待できます。さらに、不溶性食物繊維が豊富で腹持ちが良く、満腹感も得られるでしょう。カロリーも100gあたり16kcalなので、ダイエットの強い味方になります。

出典:カロリーSlism「マイタケ

アスパラガス

アスパラガスには、アスパラギン酸と呼ばれる成分が含まれています。アスパラギン酸は代謝アップ効果があるだけでなく、カリウムやカルシウムのようなミネラルを細胞へ運搬し、むくみの改善にも効果が期待できます。噛みごたえもあり、咀嚼回数が増えることから、満腹感も得られやすい野菜といえるでしょう。

ブロッコリー

ブロッコリーは「野菜の王様」といわれるほど、栄養価の高い食材です。ビタミンCをはじめ、葉酸、クロム、スルフォラファン、カリウムなどダイエットや健康維持に欠かせない栄養素を数多く含んでいます。中でも必須ミネラルの一つであるクロムは、血糖値の上昇を抑えて中性脂肪の蓄積を予防する効果が期待できるので、ダイエット中に役立つ栄養素です。

きゅうり

きゅうりの栄養価はそこまで高くありませんが、野菜の中でもカリウムが豊富です。カリウムは細胞内外の浸透圧を調整する働きがあり、身体にたまった余分な水分を外へ排出します。そのためむくみの改善につながり、水分が排出されることで体重も減るでしょう。むくみが改善されるとスッキリとしたスタイルになるため、ダイエット中にも摂取したい野菜です。

アボカド

アボカドは厳密にいうと果物ですが、不飽和脂肪酸やビタミンEが豊富な食材です。不飽和脂肪酸は体内の中性脂肪やコレステロールを減らす働きがあり、健康面においても重要な脂質になります。また、ビタミンEは肌細胞の新陳代謝を促すため、美容面においても効果的です。しかし、脂質は1gあたり9kcalなので食べ過ぎには注意が必要です。アボカドは、糖質制限のような脂質を多く摂取するダイエットにおいて活躍する食材といえるでしょう。

ほうれん草

ほうれん草には、鉄、ビタミンCが豊富に含まれています。鉄に関しては野菜の中でも含有量が多く、貧血予防に効果的です。ビタミンCは体内の活性酸素を除去する働きがあり、老化予防に最適といわれています。また、ビタミンCは鉄の吸収率を高める働きもあり、ほうれん草を食べることで2つの栄養素を効率よく吸収できます。特に女性は、生理によって貧血を起こしやすいので、栄養バランスが崩れがちなダイエット中に取り入れたい野菜です。

小松菜

小松菜は、ほうれん草と同様に鉄分やビタミンCが豊富です。鉄分はほうれん草よりも多いため、鉄分の摂取が目的のときは小松菜を食べると良いでしょう。また、小松菜にはカルシウムが多く含まれているので、骨や歯の形成にも効果が期待できる野菜です。

豆類

豆類は、たんぱく質が豊富な点が特徴で、「ソイプロテイン」という大豆を原料にしたプロテインが売られているほどです。たんぱく質の含有量が多い豆類ですが、食物繊維やビタミン、ミネラルも多く含まれています。しかし、黒豆などは砂糖で甘味がつけられているので、糖質量が高めです。豆類を摂取する場合は、甘味のついていないものを食べるようにしましょう。

もやし

栄養価が少ないイメージのある「もやし」ですが、もやしにはビタミンCやビタミンB1、カリウム、アスパラギン酸など複数の栄養素が含まれています。もやしは低価格で手に入るため、自炊の際にも取り入れたい食材です。

太る原因になる野菜

野菜はダイエットに適した食材とはいえ、中には太る原因になる野菜もあります。ダイエットの際に注意したいのは、でんぷんを含む野菜です。でんぷんとは多糖類とも呼ばれ、米やパンのような穀類に多く含まれていますが、ジャガイモやニンジンのような根菜類にも含まれています。でんぷんは糖質に分類されるため、野菜だからといって食べ過ぎると太る原因になってしまいます。糖質は1gあたり4kcalあるので、食べた分が摂取カロリーに反映されるのです。

ジャガイモ

根菜類で有名なジャガイモのカロリーは、1個(135g)で103kcalです。1個だけであればそこまでカロリーは高くないですが、1日に何個も食べてしまうとカロリー摂取量もその分増加し、太る原因になります。特に、ポテトサラダなど食べやすい料理の場合は、無意識のうちにカロリーが増えてしまうので注意しましょう。

ニンジン

ニンジンのカロリーは、1本(146g)で54kcalです。ジャガイモ同様、ニンジン1本あたりのカロリーはそこまで高くありません。ただし、ニンジンは血糖値を上げやすい食材に分類されるため、食べすぎると体脂肪の蓄積につながります。ダイエット中であれば、ニンジンを好んで食べることは避けましょう。

出典:カロリーSlism「にんじんのカロリー

野菜の効果的な摂り方

野菜の強みを活かすためには、食べる順番や調理方法についても知っておくことが大切です。ダイエットの際は、これから紹介する野菜の効果的な摂り方をぜひ押さえておきましょう。

ベジファーストを心がける

ベジファーストとは、食事をする際に「野菜から先に食べること」を意味します。野菜を先に食べると、その後に食べる主食や主菜(おかず)の消化吸収を緩やかにするため、食後血糖値の上昇を抑えることが可能です。血糖値の上昇を抑えることで、中性脂肪の合成に関係する「インスリン」の過剰な分泌も抑制できます。そのため、食事をする際は、副菜・主菜・主食の順番で食べるようにしましょう。

野菜の種類によって摂り方を変える

野菜を食べる際は、種類に応じて摂り方を変えましょう。食べ方を意識するだけで、その野菜の強みを活かせます。そこでここからは「生野菜」と「温野菜」に分けて、それぞれの食べ方に向いている野菜を紹介します。

生野菜

生野菜のメリットは、栄養素をまるごと摂取できることです。野菜に含まれるビタミンなどは熱に弱いので、加熱調理後の栄養価はどうしても落ちます。しかし、生野菜は栄養をそのまま摂取できるため、栄養素をしっかりと摂りたい人におすすめです。生で食べることに適した野菜は、キャベツや海藻類、きゅうりといった野菜になります。

温野菜

温野菜のメリットは、野菜を多く食べられることです。茹でたり蒸したりすることで、野菜のかさが減るので、生野菜に比べてより多くの量を食べられます。推奨されている野菜の摂取量は1日あたり350g以上なので、生野菜で食べる場合は少し大変です。しかし、温野菜であれば、かさが減るため食べる量を増やせます。温野菜に適している野菜は、きのこ、ブロッコリー、アスパラです。

出典:厚生労働省「健康日本21

皮には栄養が豊富に含まれている

一般的に野菜を食べるときは皮を向きますが、野菜の種類によっては皮に栄養が多く含まれます。例えば、にんじんの皮にはβカロテンという粘膜や皮膚の生成に関係する栄養素が豊富です。他にも、なすやだいこんの皮も栄養価が高いので、できるだけ皮も一緒に食べると良いでしょう。

おすすめの野菜を摂取してダイエットを成功させよう

野菜に含まれるビタミンやミネラル、食物繊維などは痩せるために欠かせない栄養素です。栄養面もさることながら、低カロリーなので食事制限中にお腹を満たす食材としても最適です。この記事で紹介したおすすめの野菜を摂取して、ぜひダイエットを成功させましょう。

 

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馬塲 耕造
監修株式会社ジョイント
監修馬塲 耕造

管理栄養士馬塲 耕造

1950年生まれ。国立循環器病研究センター 栄養管理室長、大阪刀根山医療センター 栄養管理室長、関西福祉科学大学 福祉栄養学科 客員教授。現在、優れた知見をもとに当社商品の監修と管理栄養士の指導を行い、お客様の栄養相談も行っている。