「花椒」と「山椒」の違いとは?それぞれの特徴や効能を知って上手に料理に使ってみよう! - 健康管理食ジョイント

健康情報

2022.03.23

「花椒」と「山椒」の違いとは?それぞれの特徴や効能を知って上手に料理に使ってみよう!

「花椒」と「山椒」の違いとは?それぞれの特徴や効能を知って上手に料理に使ってみよう!
馬塲 耕造
監修

馬塲 耕造

花椒と山椒といえば、どちらも痺れる辛さが特徴のスパイスです。それぞれの特徴や風味の違いを知ることで料理の幅が広がるでしょう。この記事では、花椒と山椒の違いや特徴、使い方などについて詳しく紹介します。
もくじ

花椒と山椒ってどんなもの?


そもそも「花椒」と「山椒」はどんなものなのでしょうか。

花椒は中国原産のスパイス

花椒は中国料理に使用されるスパイスの一種です。花椒は「ホアジャオ」と読み、日本では「華北山椒(かほくざんしょう)」とも呼ばれています。ミカン科サンショウ属に分類される中国原産の植物である花椒は、乾燥させた果皮を香辛料として用います。痺れるような辛みが特徴で、担担麺や麻婆豆腐など四川料理によく使用される調味料です。

山椒は日本原産のスパイス

山椒はミカン科サンショウ属に分類される、日本原産のスパイスです。特有の辛みとさわやかな香りが特徴の山椒は「ジャパニーズペッパー」とも呼ばれています。山椒は実や葉、花それぞれが調味料として利用されるのです。代表的な山椒の品種を紹介します。

朝倉山椒

兵庫県養父市発祥の山椒です。山椒の木の多くはトゲがありますが、この朝倉山椒はトゲがありません。また、たくさんの実をつけることから、家庭でも育てやすい品種であることや、さわやかな香りとマイルドな辛さが特徴です。

ぶどう山椒

和歌山県有田川町が原産の山椒です。ぶどうの房のように実をつけることから、この名前がつけられました。果皮の厚さや実の大きさ、甘い香りや強い辛みが特徴で、他の品種の山椒とは一味違った風味を味わえます。

高原山椒

主に岐阜県高山市で栽培されている品種です。もともとは高原川流域で自生していたことから、高原山椒と名付けられたといわれています。実は小ぶりですが、良い香りが特徴です。長期保存が可能な品種でもあります。

花椒と山椒はそれぞれ代用になる?

花椒や山椒は、それぞれ独特の痺れ感や風味を持つ調味料です。山椒の代わりに花椒を使うと辛みも香りも強いため、イメージよりもスパイシーな料理に仕上がってしまう可能性があります。
一方、花椒の代わりに山椒を使った場合では辛さや刺激が物足りなく感じられるかもしれません。花椒、山椒やそれぞれに合う料理があるため、代用することは難しいといえるでしょう。

花椒と山椒の違い


花椒と山椒は、どちらも痺れる感覚がクセになる調味料です。この2つにはどのような違いがあるのでしょうか。

香り・辛さの違い

まずは、香りや辛さの違いについて見ていきましょう。

花椒の香り・辛さ

花椒は、ピリッとした刺激と柑橘系の香りが特徴です。花椒を食べたときに感じる強い刺激が、痺れとなって口の中に広がります。

山椒の香り・辛さ

山椒も特有の痺れと辛みがありますが、花椒と比べるとマイルドです。また、花椒は熟した実の果皮を乾燥して作られますが、山椒は熟す前の若い実を使います。そのため、香りがさわやかなのも山椒の特徴であるといえるでしょう。

含まれる成分とその効能の違い

山椒と花椒は、どちらも古くから生薬として使われてきました。それぞれに含まれる成分や、その効能などについて見ていきましょう。

花椒に含まれる成分とその効能

花椒は中国では「蜀椒」とも呼ばれ、漢方薬として利用されています。主な成分は実に含まれる特有の辛み成分「サンショオール」です。
サンショオールは、消炎・鎮痛作用や麻酔効果があるほか、ホルモンバランスを調整したり消化液の分泌を促して胃の働きを助けたりする作用が期待される成分です。また、中枢神経を刺激することで、内臓の働きを活発にする働きもあるといわれています。
さらに、サンショオールの特徴的な効果が殺菌・殺虫作用です。虫よけとして利用されることもあるほか、食中毒の防止に役立つと考えられています。

山椒に含まれる成分とその効能

山椒にも花椒同様、サンショオールが含まれています。ほかにも、リラックス効果や血行促進効果が期待できる芳香成分(リモネン、ゲラニルアセテート、シトロネラールなど)が含まれています。これらの成分が、山椒のさわやかな香りのもとになっているのです。

花椒・山椒の使い方やおすすめの料理を紹介

花椒や山椒は、それぞれを代用し合うことの難しい調味料です。しかし、それぞれの特性を活かすことで、料理の幅が広がるでしょう。また、スパイスを活用することで、減塩でもおいしく食べられるというメリットがあります。
ここでは、花椒と山椒、それぞれにおすすめの使い方などを紹介していきます。

花椒は麻婆豆腐などの中国料理がおすすめ

中国の四川料理で、よく使われている調味料のひとつが花椒です。四川料理は、香辛料を効かせた辛い味付けが特徴で、その代表といえば麻婆豆腐や担担麺です。これらの四川料理を花椒を使って作れば、本格的な風味と辛さが味わえるでしょう。
また、花椒をアレンジするのもおすすめです。花椒を使ったオリジナル調味料を使えば、少し使うだけで本格的な辛さや風味を手軽に楽しめます。

花椒を使った調味料

● 花椒塩[花椒+塩]:花椒を炒って粉末にし、塩と混ぜたものです。唐揚げや焼き鳥などに良く合います。
● 花椒油[花椒+油]:熱した油を花椒にかけて、エキスを抽出した香味油です。炒め物や和え物に活用してみてください。
さらに手軽さを求めたい人は、パウダー状にした花椒を使うのがおすすめです。出来上がった料理に振りかけるだけで、より簡単に花椒の風味を味わえます。

山椒は葉・花・実すべて使える

和食に良く合い「日本のスパイス」と呼ぶのにふさわしい山椒ですが、ドレッシングや肉料理のソースなど、洋風の料理に活用してもおいしく食べられます。葉、花、実とそれぞれの山椒の特徴や使い方などを紹介します。

葉山椒

山椒の新芽である葉山椒は、4~5月頃に出回ります。さわやかな香りがあり、煮物や炊き込みご飯、お吸い物などに添えたり、細かく刻んで木の芽味噌などにしたりします。葉山椒には辛みはありません。

花山椒

出回る時期が短く希少な食材で、葉山椒と同時期に出回ります。山椒には雄株と雌株があり、花山椒は花が咲いたあとに実をつけない雄株のつぼみを収穫したものです。葉山椒同様、辛みはなく炒め物や佃煮などいろいろな料理に利用できます。
花椒(ホアジャオ)と名前が似ているため混同されがちですが、別物であることを覚えておきましょう。

実山椒

山椒の花が咲いたあとについた実が、実山椒です。実山椒は、5~6月頃に出回る若い緑色の実と、夏から秋にかけて収穫される完熟した赤い実があります。一般的に実山椒といえば緑色の実を指しており、佃煮や醤油漬け、ちりめん山椒などに利用されます

一方、完熟した実は収穫後乾燥させ、皮の部分を粉砕し。て粉山椒として販売されています。粉山椒といえば、うなぎに振りかけて食べるスパイスというイメージですが、青魚や肉料理、サラダなどにも良く合うのでぜひ試してみてください。
健康管理食ジョイントでは、栄養バランスはもちろんのこと花椒や山椒のようなスパイスを活用し、減塩に配慮しつつも飽きの来ない味付けの弁当セットを提供しています。
健康管理食ジョイント「多幸源(たこげん)Ⅱ 冷凍弁当セット」

花椒と山椒の違いを知って料理に活用しよう

花椒と山椒はどちらも痺れる辛さが特徴のスパイスですが、花椒は中国、山椒は日本という原産地の違いがあります。似たようなスパイスですが、それぞれが代用にはならないほど個性的なスパイスです。花椒と山椒の特徴を存分に活かして、料理の幅を広げてみてはいかがでしょうか。

 

様々な味を楽しみたい方にはバラエティ豊富な宅配弁当がおすすめ

健康管理食ジョイントでは、栄養バランスはもちろんのこと花椒や山椒のようなスパイスを活用し、減塩に配慮しつつも飽きの来ない味付けの弁当セットを提供しています。

健康管理食ジョイント「多幸源(たこげん)Ⅱ 冷凍弁当セット」

 

馬塲 耕造
監修株式会社ジョイント
監修馬塲 耕造

管理栄養士馬塲 耕造

1950年生まれ。国立循環器病研究センター 栄養管理室長、大阪刀根山医療センター 栄養管理室長、関西福祉科学大学 福祉栄養学科 客員教授。現在、優れた知見をもとに当社商品の監修と管理栄養士の指導を行い、お客様の栄養相談も行っている。