チョコレートには血圧を下げる効果が?カカオポリフェノールの作用や適量を深掘り! - 健康管理食ジョイント

健康情報

2022.03.03

チョコレートには血圧を下げる効果が?カカオポリフェノールの作用や適量を深掘り!

チョコレートには血圧を下げる効果が?カカオポリフェノールの作用や適量を深掘り!
馬塲 耕造
監修

馬塲 耕造

アイスやスイーツ、おやつに使われるチョコレートは、健康によい食品であることをご存知でしょうか。今回は、チョコレートの持つカカオポリフェノールという物質の効果について解説します。効果を正しく理解して、摂取量に注意しながらチョコレートを食べましょう。
もくじ

チョコレートと血圧の関係性

甘くて濃い味わいのチョコレートは、血圧を上昇させそうな食品に見えます。一般的に味の濃い食品は血圧を上げるものが多く、コンビニの弁当やファストフードなどが代表的です。しかし、チョコレートには血圧を下げる効果があるといわれています。なぜ血圧を変化させられるのか、そのメカニズムについて解説します。

カカオポリフェノールには血圧を下げる効果がある

チョコレートは、カカオマスという製品に砂糖・乳製品・ココアバターなどを混ぜ合わせた食品です。今回注目するのは、カカオポリフェノールというカカオマスに含まれる物質についてです。カカオポリフェノールには血圧を下げる効果があり、血圧が高めな現代人の強い味方となってくれます。

血液の流れをよくする

チョコレートの持つカカオポリフェノールは高血圧な人の血管の炎症を抑え、血流をよくする効果があります。健康な人にも効果はありますが、高血圧な人のほうがより効果が高いことがわかっています。血流がよくなると酸素や栄養がスムーズに体にいきわたるので、さまざまな病気の予防に有用です。

循環器系疾患の予防にもなる

カカオポリフェノールは、老化を防ぐ抗酸化作用やコレステロールバランスの調整などにもよいといわれています。血管に働きかける効能が多いので、動脈硬化や高血圧症などの循環器系の疾患を予防できます。

 

カカオポリフェノールの恩恵を受ける条件

チョコレートのカカオポリフェノールは血管をキレイにする効果がありますが、大量に摂取すればよいわけではありません。チョコレートの持つ効能を最大限に活かすには、以下の条件が必要です。

ハイカカオチョコレート(カカオ成分70%以上)であること

市販のチョコレートの中でも、カカオ成分が70%以上のハイカカオチョコレートを選ぶようにしましょう。カカオポリフェノールの効果を得るには、カカオマスの比率が多いチョコレートでないといけません。ハイカカオ以外のチョコレートは砂糖や乳製品がたくさん使われているので、カロリーが高めです。血圧を下げるよりも、カロリーオーバーで太る可能性があります。

チョコレートの摂取量は1日25g程度にとどめる

ハイカカオチョコレートをチョイスすればカロリーをある程度抑えられますが、それでも食べ過ぎれば太ってしまいます。カカオポリフェノールは少量でも毎日摂取を続ければ効果はあります。カロリー量を考えると、摂取量は1日に25g以内にとどめておきましょう。

少しずつ分けて食べる

カカオポリフェノールの効果は、一度にまとめて摂取するより時間をかけて少しずつのほうがおすすめです。血中のポリフェノール濃度が安定するので、より高い効果が期待できます。チョコレートといえばおやつで食べるイメージですが、カカオポリフェノールの効果を得るなら食後の摂取をおすすめします。後の食事に影響が出ずに一緒に吸収されるので、吸収効率も上がります。

定期的に継続して摂取する

カカオポリフェノールの効果は、すぐに現れるわけではありません。最低でも4週間以上は継続して摂取することをおすすめします。即効性のある薬ではなく、じわじわ聞いてくる漢方と同じようなものです。毎日朝食と夕食後に分けて食べるなど、食べ忘れないよう工夫することも大切です。

チョコレートの血圧改善は、高血圧な人ほど効果が大きい

カカオポリフェノールの血圧を下げる効果は、実は健康な人よりも高血圧な人のほうが効果が高いです。健康な人だとあまり血圧を下げる効果がありません。ここでは、カカオポリフェノールが血圧を下げるメカニズムと、効果に違いが出る理由を解説します。

カカオポリフェノールが血圧を下げるメカニズム

人間がチョコレートを摂取すると、まず胃で消化されて小腸で成分が吸収されます。小腸で吸収されたカカオポリフェノールは血中に取り込まれ、炎症を起こして狭まっている血管に作用します。これによって炎症が軽減して、狭まった血管が元の大きさに戻ります。これが、カカオポリフェノールが血圧を下げるメカニズムです。

血管中の炎症を抑えて、血圧を正常に戻す作用がある

高血圧な人の多くは血管に負荷がかかっていて、あちこちに炎症を起こしています。カカオポリフェノールにはその炎症を軽減する効果があるので、炎症の多い人ほど効果が大きいわけです。カカオポリフェノールの血圧を下げる効果は、正確には「血圧を正常に戻す効果」ともいえます。なので、健康な人がチョコレートを食べても起こしている炎症が少ないため、血圧が低くなりすぎることはありません。

最高血圧の数値が下がる

高血圧な人がカカオポリフェノールを継続して摂取すると、最高血圧と最低血圧の両方の数値が改善されます。どちらかの数値だけが変わることはありません。両方の数値が下がるのは、血圧が安定している証拠です。

 

チョコレートを食べるうえでの注意点

チョコレートの持つ効能は、血圧を下げるだけではありません。コレステロール値の改善や、活性酸素を抑える効果もあるといわれています。チョコレートを食生活に取り入れることは「チョコレート習慣」と呼ばれ、幅広い層に人気です。ただ、チョコレートを摂取する際は以下の点に注意しましょう。

食べ過ぎてはいけない

チョコレート習慣は、ただチョコレートをたくさん食べればよいわけではありません。チョコレートはカロリー量が多いので、食べすぎれば当然カロリーオーバーで太ります。食べ過ぎには注意して、適切な量を摂取するようにしましょう。

糖分の多いミルクチョコレートやホワイトチョコレートは不向き

チョコレートの効能を効率よく受けるには、カカオ成分70%以上のハイカカオチョコレートを選ぶようにしましょう。糖分や乳製品がたくさん使われているミルクチョコレートはカカオマスの含有量が少なく、その差はハイカカオチョコレートの約1/2ともいわれています。効果がないわけではありませんが、カカオポリフェノールの効果よりも糖分や脂肪分が勝ってしまう点には注意が必要です。

ホワイトチョコレートの成分は、主にココアバター・乳製品・砂糖・香料で構成されています。ココアバターはカカオマスを加工して出た油脂分のことで、カカオポリフェノールの含有量はかなり少ないです。やはりハイカカオチョコレートに比べると、健康に関する効果よりもカロリー量の高さが目につきます。

注意点を守ってチョコレートで血圧を下げよう

チョコレートの持つカカオポリフェノールには、血圧を下げる効果があります。しかし、カロリーの高さだけがネックです。血圧が下がっても、太ってしまっては元も子もありません。チョコレートを食べるときはハイカカオチョコレートを選び、少しずつ分けて食べるようにしましょう。

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馬塲 耕造
監修株式会社ジョイント
監修馬塲 耕造

管理栄養士馬塲 耕造

1950年生まれ。国立循環器病研究センター 栄養管理室長、大阪刀根山医療センター 栄養管理室長、関西福祉科学大学 福祉栄養学科 客員教授。現在、優れた知見をもとに当社商品の監修と管理栄養士の指導を行い、お客様の栄養相談も行っている。